津軽海峡・想い出の旅紀行 第三回「街ある記 青森県青森市・後編」/2004年4月13日アップ




文化を訪ねる


■青森市歴史民俗展示館
 「稽古館」


青森市大字浜田字玉川207の1
電話017・739・6422

開 館: 9:00〜16:30/入館無料/休館日は木曜日・月末・年末年始
交 通: 青森駅からバスで「下玉川稽古館前」下車、徒歩3分




■みちのく北方漁船博物館


青森市沖館2丁目2の1
電話017・761・2311

開 館: 8:30〜18:00(3月15日〜9月30日12月15日)・9:00〜16:30(10月1日〜12月15日)・12月16日〜3月14日は原則休館、前日までの予約で見学可能/入館料は大人200円・学生生徒100円
交 通: 青森港フェリーふ頭からクルマで約3分

 旅のなかで、その街のことをより深く知りたいと思ったなら、とにかく街を歩けば良い。どんな街にも、たとえ整然と都市開発された街でも、その街の過去を偲ばせる残滓がどこかにひっそりと見つかるはずだ。とは言いつつ、先を急いだり帰りが迫る旅もあるはずだ。そんな時には、「施設」見学を活用するのが得策だろう。青森には歴史と文化を伝える施設が充実している。

 歴史民俗展示館「稽古館」には、江戸時代以降の民俗資料が展示されている。民俗資料とは、身近なもの、むかし見聞きしたことがあるもの、気にも留めないものとも言える。そんな「資料」の価値を、改めて知る空間がここである。いつか、私たちが営む現代の暮らしが、民俗資料として展示され、懐かしまれる日が来るのだろうか。
 「みちのく北方漁船博物館」には、今ではほとんど見ることがなくなった木造船が保存されている。「青森県から北海道にかけて使用された木造漁船は、ムダマハギと呼ばれる独特の構造だったんです。でも、その造船技術も消え去ろうとしています」とは、学芸員の解説。北海道南部の漁港から収集された木造船も保存されており、私にとっても見覚えのあるカタチの船が収蔵されている。博物館の先見に感心。
 青函連絡船「八甲田丸」では、青函交流の近現代史を知ることができる。函館市にある「摩周丸」と展示内容を比べてみるのも面白いだろう。「青森県近代文学館」には、常設展示として、佐藤紅緑・石坂洋次郎・太宰治・寺山修司・長谷部日出雄など、13人の青森県ゆかりの文学者の資料が集められている。



■青函連絡船メモリアルシップ
 「八甲田丸」


青森市柳川1丁目112の15
電話017・735・8150

開 館: 9:00〜19:00(入館は18:00まで)/入館料大人500円・中高生300円・小学生100円/年末年始は休館
交 通: 青森駅から徒歩5分




■青森県近代文学館


青森市荒川字藤戸119の7
電話017・739・2575

開 館: 9:00〜17:00/入館無料/休館日は月曜日・第4木曜日・蔵書点検期間・年末年始
交 通: 青森駅からバスで「社会教育センター前」下車、徒歩1分
近代文学館ホームページへ
取材・執筆

高山 潤(たかやま じゅん)
1973年北海道生まれ。函館市在住のフリーランスライター。民衆史の視点をベースに、身近な話題や出来事をテーマにした取材・執筆を北海道各地でおこなう。新聞・雑誌への執筆、市町村役場・公共団体・学校・企業の出版物の編集など。http://www2.odn.ne.jp/monokaki/