海峡の旅 青森へ(後編)

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 ※2002年7月に紹介した記事を再掲載しました。すべて取材当時の情報です。

 乗船窓口のシステムは、函館と一緒である。
 自動車とともに乗船する場合は、車検証を用意する必要がある。カラダ一つで乗り込む場合は、名前と住所を用紙に書き込んで、料金を払えばおしまいだ。
少し時間があったので、乗り場の2階でお土産を探すことにする。



 函館へ帰る船に乗ろうと近づいていくと、二人組のおばさんが乗組員と何か話している。時折、大笑いしながら、ようやく船に乗り込んでいった。青森に来る ときは早朝のためか、トラック運転手ばかりで、乗り合わせた一般客がいなかった。帰りは、少し楽しい話もできそうである。
 客室に入ると、さっきのおばさん二人組がいる。
 「あら、随分あずましく、横になれるわ」と、さっそく毛布を広げている。「トイレ見たかい? きれいなもんだわ」と、船内のチェックもすませたようだ。私を見つけると、「あら、良かった」と話しかけてきた。他にお客さんがいるのか不安だったようだ。



 おばさんは、苫小牧からJRで来たとのこと。下北で用を済ませ、帰りのJRの時間が合わずにフェリーを利用することにしたといっていた。二人のおばさん は、はじめて船に乗るらしく、少し不安げである。「あっちの船に乗ろうとしたら、揺れますよって言われて、こっちに乗ることにしたの。この船はホントに揺 れないのかしら?」
 さっそく、函館からの船で船長から聞いた「スタビライザー」の話をして安心させる。説明する私は、まるで航海なれした船員のようである。まだ、2回しか乗っていない船なのに。
 「函館からは、JRで帰るつもり」。アメやジュースををいただき、インタビューのお礼も込めて「函館駅まで送ってあげますよ」と約束する。船で出会った 人とは、こんなコミュニケーションがとれるのが魅力なのだ。おばさん方、今度は違う乗客を捕まえて話をしだした。元気である。



 函館北ふ頭への入港が近づく。
 函館山をぐるりと巡って、函館市街を水平線側から一望する。写真を夢中で何枚も撮影する。ふ頭には、青森へ向かうために待機しているトラックや乗用車がたくさん並んでいた。函館側は、船はバックで接岸する。



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海峡ライター
高山 潤(ものかき工房
取材ブログ 函館のイカがうまい理由
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このページは、青函フェリー【函館】が2009年2月25日 20:35に書いた記事です。

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