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海峡の旅 青森へ(前編)

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※2002年7月に紹介した記事を再掲載しました。すべて取材当時の情報です。
 
 函館発4便、「3号はやぶさ」に乗船した。
 4時20分、真っ暗な港に浮かぶフェリーに乗り込む。ライトに照らされた船体は、白く輝いていた。4時30分、いつの間にか船は函館北浜ふ頭を出港していた。静かな船出ある。

 朝、6時。曇り空に明かりがさしてきた。夜明けである。
 ブリッジに昇ると、3人の船員がはるか向こうに目をこらしている。沖に出てしまうと、あとは自動航走になるとのこと。
 めざす青森港までは、まだ2時間以上かかる。GPS装置を見ると、ちょうど津軽海峡の中間に位置していた。



 「この船は、すべてが最新式だからね」とは、船長の松原廣さんである。
「今日はそうでもないけれども、天候が悪いと波が高くなって、船が揺れます。そうすると、スタビライザーが船底から左右に開いて、揺れを少なくするよううに調整するんですよ」。酔い止めをしっかりと購入してきた私には、心強い言葉である。
 「あれ、見てみれ」と船長さんが指をさした。
 あわてて沖を見るとアザラシが浮き沈みしている。「あんまり、この辺では見かけたことなかったけれども、今年はずいぶんいるんだ」。オットセイは、小さな群れで波間に揺れていた。海峡では、船に一生懸命に付き添ってくれるイルカも見ることができる。

 
 船長さんと、機関室を見物することにする。エンジンなどはすべて、モニター類で遠隔管理されている。この管理室は、エンジンの轟音も届かず、随分快適である。
 「二つのスクリューを二つのエンジンで動かしてるんだ。舵も二本なんだわ」。写真を撮ろうとのぞき込むと、左右の舵がそれぞれ少しずつ動いていた。「自動に微調整してるんだ。コンピューターの制御で」。
 よく分からないがらも、感心しつつ、エンジンが唸る機関室を出た。




 8時20分。青森港入港である。
 岸壁がだんだんと近づき、しずかに接岸した。フェリーふ頭は、歩いて1分ほど。車の場合は、船から降りたらそのまま直進して道路案内板を確認すればよい。タクシー乗り場には、行き先と所要時間・料金の目安が記されていた。
 今回、私は青森駅東側の多目的ビル「Auga」の取材で青森に来たのである。船を降りると、すぐにタクシーに乗り込んだ。

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海峡ライター
高山 潤(ものかき工房
取材ブログ 函館のイカがうまい理由
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あさかぜ21 建造中(プロペラなど)

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株式会社ヤマニシ(宮城県石巻市西浜町)のドッグで撮影。
 

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プロペラ(スクリュープロペラ)とラダー(舵)
 

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引込式フィンスタビライザー
船体の揺れを抑える装置です。
 

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バウスラスタ
船の旋回をスムーズにします。
 

あさかぜ21 建造中

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命名進水式の前日。
株式会社ヤマニシ(宮城県石巻市西浜町)のドッグにて。

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